バースプランとは、お産の間と出産後にあなたが大切にしたいことを書き留めた短いメモです。考えておきたいこと、書き方、そして柔軟でいることが役立つ理由をご紹介します。
バースプラン(「出産の希望」とも呼ばれます)は、あなたが大切にしたいことをケアチームに伝えるための短いメモです。契約書ではありませんし、お産が計画どおりに進むとは限りません。それでも、事前にじっくり考えておくことで、選択肢を知り、チームと話し合い、当日どのような展開になっても、自分で決めているという感覚を持ちやすくなります。多くの産科施設には記入用のテンプレートがありますので、お産をする施設にあるかどうか尋ねてみましょう。
選択肢を知る
出産教室、助産師または医師、そしてお産をする産科施設や病院に尋ねると、その場所で利用できる選択肢について教えてもらえます。
話し合う
お産に付き添う方がいる場合はその方と、そして妊婦健診の際にも、希望について話し合いましょう。目安は妊娠36週ごろまでです。何が可能で、何が変わる可能性があるのかを尋ねてください。持病がある場合や、以前に帝王切開を経験している場合は、選択肢が異なることがありますので、早めに相談しましょう。
短くまとめる
慌ただしい現場では、長い文章を何ページも読むより、箇条書きで1ページにまとまっているほうが読みやすいです。
共有する
コピーを入院バッグに入れ、スマートフォンにも保存しておきましょう。付き添ってくれる方にも、内容を伝えておいてください。
どこで産みたいか:病院、助産院(バースセンター)、自宅のうち、利用できる環境やあなたの健康状態に応じて考えます。
誰にそばにいてほしいか、また、その方にずっとそばにいてほしいかどうか。
環境:照明、音楽、自由に動き回れること、そしてバースボールや分娩用プールがあれば利用するかどうか。
痛みの緩和:最初に試したいこと。呼吸法、マッサージ、水、体位の変更から、笑気ガス(提供されている場合)や硬膜外麻酔などの医療的な方法まであります。あえて決めずにおき、当日に判断してもかまいません。
モニタリングと 医療的な処置(介入):意思決定にどのように関わりたいか、また何かを行う前に説明してほしいこと。
帝王切開になった場合:赤ちゃんが生まれる瞬間が見えるようにスクリーンを下げてほしいかどうか、そして、できるだけ早く肌と肌のふれあいをしたいかどうか。
出産後:すぐに赤ちゃんと肌と肌を触れ合わせて抱くこと、へその緒をクランプ(留める処置)するまで少し待つこと、誰がへその緒を切るか、そして授乳・栄養の方法についての予定。
赤ちゃんの最初のケア:チームから、赤ちゃんの検査や、まれな出血の問題を防ぐために勧められるビタミンKについて説明があります。
写真や動画:撮影を希望するかどうか、また施設で何が認められているか。
個人的なこと:使ってほしい言語や通訳、宗教的・文化的な希望、障害、過去のつらかった出産、不安に感じること全般。
お産は状況が変わることがあり、あなたの健康や赤ちゃんのために、予定していなかったことをチームが勧める場合もあります。そのようなときでも、何が起きていて、なぜそうなのかを理解できるよう、質問することができます。覚えやすい質問は次のとおりです。
緊急時には、長く話し合う時間がなく、チームがすばやく対応する必要があることがあります。あなたが自分で伝えられないときは、付き添っている方があなたの希望を代わりに伝えることができます。
また、妊娠中でも陣痛中でも、いつでも気持ちを変えてかまいません。バースプランは、話し合いのきっかけとなる出発点であり、合格か不合格かを決めるテストではありません。
プランは「〜したいです」という短い文で書き、状況が変わった場合の希望も一行加えておきましょう。例:「帝王切開が必要になった場合は、できるだけ早く肌と肌のふれあいをしたいです。」
バースプランは、助けを求めることの代わりにはなりません。破水した場合、少しでも出血がある場合、赤ちゃんの動きがいつもより少ない場合、または何かおかしいと感じる場合は、すぐにお産をする産科施設または病院に連絡してください。
情報提供のみを目的としており、医学的なアドバイスではありません。少しでも気になることがあれば、助産師または医師に連絡してください。
NHS — Your pregnancy and baby guide (nhs.uk/pregnancy)
ACOG — Patient FAQs (acog.org/womens-health/faqs)
WHO — 前向きな妊娠体験のための妊婦健診に関する推奨事項
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